「暦の話」で暦を知る

furuizo2007-05-17

 ある時たくさん暦を仕入れた。で、さあ困った。暦の事を、それも古い時代の事が、全く分からない。それ、参考書だ。それが「暦の話」(渡邊敏夫著昭和19年増進堂刊)です。
 かいもく分からない、知らない分野に分け入るとき、それも仕事での時は迷わず、まず参考書探し。これが私の方法論です。
 江戸期の暦の基本となる知識、数え方の名前、十干(甲乙丙丁です)十二支(子丑寅卯辰巳のことです)もちゃんと分からない。どんな種類があるのか、その中でどれがたくさん流布したのか、すべて受け売りで、付け焼き刃で、江戸明治の暦を自分なりに分類し、説明を書き、価格まで付けてしまいました。
 江戸期の物では、伊勢暦が大部分でしたが、ごく身近で毎日利用している物でも、その来歴を全く知らないものどもが、実はそこここに沢山あるのでしょうね。