「農学校物語」を見る

 「農学校」はもちろん「札幌農学校」(現在の北海道大学)のことである。そのことどもを考えながらパラパラ拾い読む本。「農学校物語」(さっぽろ文庫61・札幌市教育委員会編平成4年札幌市発行)です。
 明治8年開校後の成立期の事から、教員、クラーク教頭を始めいわゆる「お雇い外国人」、学生、学校生活、おもな卒業生の略伝などなど、これで充分な1冊です。
 仕事の上では、農学校のあまたの出版物(大正7年の北海道帝国大学となるまで)、報告類や一覧、雑誌会報など、卒業生や先生方の著作や蔵書の山々、それらはまさに、ウチの営業上の太い柱でした。(今もですが)
 「ボーイズ ビー アンビシャス」(青年よ大志を抱け)の、クラークの叫びが、今どのように伝わっているのか大いに興味があります。