日本語が読めない

furuizo2007-04-24

 決して今の日本語ではありません。江戸時代のです。
 手書きの筆文字は全然ですが、なさけないのは、印刷された本の文字、版本が読めないことです。それで又本に頼ります。それが「江戸かな古文書入門」(吉田豊著平成8年柏書房刊)です。
 その昔は、江戸時代の文字を、素人が読むなど、想定外の事だったのでしょう。簡単な入門書はなかなかありませんでした。よって、ただ辞典だけを頼りに、想像力をふくらませて、前後の文脈から推定して、多分こう読むのだろうと、冷や冷やしつつ読みを付けていました。(だいぶウソを読んでいました)
 近年、趣味のひとつとして、古い文書や、版本(江戸時代に出版された本)を読む教室とかサークルが、増えているようです。そしてうらやましいほど沢山の手ほどきの本が出ています。これは特に易しい入門書ですが。
 歴史の長さから見れば、ほんの少し前の時代の文字ですが、一度何かで見て下さい。ことによると(私同様に)、一字目から読めない、という情けない羽目に陥る事請け合いです。