おやつには本

furuizo2007-04-12

 仕事の合間には休憩もします。3時にはお茶とちょっとの甘い物、そして本です。お行儀が悪いのは承知の上ですが、お茶請けにもってこいなのが写真の本「舌の虫干し」(本山萩舟著昭和25年朝日新聞社刊)小型横版です。
 アサヒグラフに連載した小文をまとめた物ですが、四季に分けてその時々の野菜果物魚介、料理、等々を、来歴調理法産地まつわる話で、読む人を満腹にさせる本です。特に午後3時に読むと。
 それに加えて、表紙と背には上記の表題があり、中と奥付は「舌の虫干」と「し」を抜き、目次は「列次」とひねり、その列次は春の項から始まりマズ「ゾウニ」「七草がゆ」と続く。春を1月から始める。ウーン、これらのこしらえに私は江戸の、和本の作りの味わいを感じて、楽しくなってしまうのです。そして仕事をうっちゃって、この後だらだらと読みふけってしまうのです。