新書も参考に使います

furuizo2007-04-05

 昨日が文庫なので今日は新書、というわけではないのですが、たとえば鉄道の事を調べたいときに、ひょっとしたらあなたのお家の本棚にもありそうな本でも、相当の事がわかりますよー、という参考例です
 少し前に北海道の旭川稚内の間の鉄道工事の件でお問い合わせがありました。大正時代にその会社が工事をしたときの記録を探している。写真か書かれた物(本、報告書、記録)はないだろうかとの事です。社史に使うようでした。初めて聞く地名の工事箇所の事でしたが、偶然1点在庫があり御紹介した記憶があります。
 写真の2冊の岩波新書「日本の国鉄」(原田勝正)「日本の私鉄」(和久田康雄)はこのときは直接利用しませんでしたが、鉄道と交通全般の歴史を見るときに,引く事典として活躍してくれます。
 もっともほとんどの時、その本の全部を読む事はありません。今書きましたように、必要な箇所を事典辞書として、引くように使います。未知を既知にするがごとくに。